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土壌溶出溶液の微量有害元素分析
−XRF×ウルトラキャリーの威力−


何がわかるのか?

土壌中に含まれるCd、Pb、As、Cr、Se等の微量有害元素に対する迅速で正確な分析が要求されています。蛍光X線分析法(XRF)は、簡便性、迅速性及び再現性においてICP発光分析法や原子吸光分析法と比べ、非常に優れている手法です。土壌含有量測定では、環境省告示第19号等にも記述されていますように溶出溶液を分析に用いますので、弊社が開発した『高感度点滴濾紙:ウルトラキャリー』を用いることで、高感度で土壌溶出溶液に含まれる微量有害元素が測定できます。

測定・解析例

土壌から1N塩酸で抽出した溶液500μLをウルトラキャリーに点滴し、約30分間、弊社製ウルトラドライで乾燥したものを、波長分散型蛍光X線分析装置で測定しました。
ウルトラキャリー マイクロキャリー ウルトラドライ
ウルトラキャリー マイクロキャリー ウルトラドライ

重元素領域の定性分析結果を図1に示します。(試料:CRM035-50) 0.9ppm程度の水銀:Hg(図1左下)や6ppm程度のカドミウム:Cd(図1右下)も明確にピークとして検出されました。

定性分析結果
           図1 定性分析結果(上段:全領域 下段:HgとCdの拡大スペクトル)

半定量分析ソフト(SQX)を用いて得られた定量分析結果を以下に示します。

Pb
As
Se
Hg
Cd
Cr
Na
P
Tl
6
39
8.2
0.94
6.1
8.4
9.9
19
7.3
Mn
Fe
Ni
Cu
Zn
Br
Sr
Ba
 
48
95
7.7
8.1
22
5.1
3.5
13
 
単位:ppm