結晶多形判別

  • 新医薬品の規格及び試験方法の設定
  • 結晶多形評価の重要性
  • お客様の使用例
判別の重要性と規制

新医薬品の規格及び試験方法の設定について

新医薬品に使用する原薬において複数の結晶形(結晶多形)が存在する場合の取扱いについては、
「医薬審発第568号新医薬品の規格及び試験方法の設定について」により規制されています。
新有効成分含有医薬品の申請にあたっては、粉末X線回折や熱分析による結晶形の特性解析を行う必要があります。

フローチャート#4:原薬及び製剤における結晶多形の判定基準の設定の必要性の検討

平成13年「医薬審発第568号新医薬品の規格及び試験方法の設定について」より抜粋

後発医薬品を含む 異なる結晶形等を有する医療用医薬品の取扱いについて

結晶形又は水和物/無水物が異なる原薬を使用する医薬品の承認申請等に際して留意すべき事項については
「薬食審査発0616第1号 異なる結晶形等を有する医療用医薬品の取扱いについて 」により規制されています。
後発医薬品の承認申請にあたっては、文献情報等に基づき、結晶の種類や水和物/無水物の有無を報告する必要があります。

平成23年「薬食審査発0616第1号 異なる結晶形等を有する医療用医薬品の取扱いについて」より抜粋

結晶多形評価の重要性

優れた製品の開発

結晶多形は結晶構造が異なるため、 溶解性やBioavailabilityが異なります。 結晶多形の中から優れた結晶形を選ぶことで、優れた製品を開発できる可能性があります。結晶多形の探索や物性評価は混合溶媒の選択、原薬の製造・保存条件の検討、製剤処方、さらには包装の選択に関する基礎的な情報を与えます。

特許による権利化と特許抵触の回避

物質特許満了後も用途/結晶形/製法での特許化が可能で、たとえば、特定の結晶形について請求項、実施例を記載することにより、知的財産権の保護が強化されます。製品に含まれる結晶形は、他社の特許を侵害しないものでなければならないため、品質管理においては高感度の分析方法を確立する必要があります。特許提訴や市販後の製造中止などによる企業ダメージは大きく、社会に与える影響が少なくありません。

製造時、上市後の多形発生リスクの軽減

医薬品原薬の多くは結晶性であり、複雑な化学構造をしていることから、複数の結晶形(結晶多形・擬似多形)を持つことが知られています。結晶形ごとに物理化学的特性は異なるため、製剤化にあたっては最適な結晶形を選択する必要があります。上市後の製品の安定供給のためには、開発中にそれぞれの結晶形の特性や転移挙動を十分把握することが重要となります。

MiniFlex(ミニフレックス)の導入に特別な事は、何もありません。

リガクのMiniFlex(ミニフレックス)なら、インターロック機構によりX線作業主任者の選任が必要ありません。
X線回折装置(XRD)の使用経験がなくても結晶形の照会・判別・評価が可能です。
コンパクト設計で卓上への設置が可能。コンセント電源(日本の場合AC100V)で、ご使用頂けます。

製薬関連企業 A社様

購入の動機:「特許の縛り」があり、特許に抵触しない事をクリアできるかが大きな問題となるため導入に至った。

XRDの用途
・購入時は、定量分析を考えていた・・・
  どれ位の量かより、その相が存在するか否かが最重要。
・文献情報に基づいたデーターを照会し、特別な相の有無を確認。
・1試料10分以下で、結晶相に対応する相の有無を判別。
    結晶相に対応する相の有無

薬品関連企業 B社様

購入の動機:結晶形に関する照会を受け測定機器を検討。
導入には設置設備や専門職の人員確保が必要と考え依頼分析を検討したが他社でのXRD導入内容を聞き導入に至った。

分析担当者のプロフィール
Aさん)
開発部門
購入前のXRD使用経験無し
    Bさん)
品管部門
購入前のXRD使用経験無し
    結晶相に対応する相の有無

お客様の声

・特別な設備を必要とせず、導入が簡単だった。

・X線の使用に躊躇したが、X線作業主任者の選任も必要なく安全に使用。

・化学実験台にも容易に設置できるため他の測定機器と同じ様な感覚。

・試料の充填や測定をパートタイマーさんに任せられる。(解析は責任者)

・1試料10分以内で測定できる。

・通常無いはずの未知結晶相が検出された場合は上級機関での解析を依頼。

・XRDの解析は特別なモノと考えていたが、評価だけならば他の測定と変わらない。

 

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