Rigaku Pharma Seminar/リガク製薬セミナー

    2022年 7月 6日(水)09:00 ~ 19:00 -ご聴講ありがとうございました-


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    手法&キーワード
    セッション 01
    09:10~09:40
    製剤研究
    微量元素分析
    講師:松田 渉(株式会社リガク X線機器事業部 SBU WDX 東京分析センター)
    概要:蛍光X線分析(XRF)は、液体、固体を問わず、そのままの試料形態で広範囲の元素分析が可能です。また、ハロゲン元素の分析も優れています。製薬における化学量論的分析、ミネラル成分の分析やICH Q3Dで取り決められている管理元素の分析例を紹介します。

     
    XRF
    EDX
    セッション 02
    09:45~10:15
    創薬研究
    革新的な高精度 in vivoイメージング技術
    講師:Prof. Frederik Beekman(MILabs:株式会社リガク グループ会社)
    概要:生きた小動物体内における薬品の分布や挙動を可視化する非臨床試験向けイメージング技術について紹介いたします。複数の画像装置を1つのプラットフォーム上で自在に組み合わせることのできるソリューションを提案します。

     
    PET
    SPECT
    OI(光イメージング)
    CT
    セッション 03
    10:25~11:10
    招待講演
    分子シミュレーションによる超分解能の分子状態分析
    星薬科大学 米持悦生教授
    概要:計算化学的手法により、従来の分析化学的手法では困難だった原子・分子・分子集合体の可視化が可能です.本セミナーでは,COVID-19ワクチンにも応用されている脂質ナノ粒子の設計において,従来の分析手法に相補的に分子シミュレーションを応用した解析手法により,脂質ナノ粒子の微細構造や粒子の全体構造の可視化、さらに分子間相互作用を評価した事例について紹介いたします.また、難溶解性原薬の製剤化技術である固体分散体製剤について、安定化機構を分子レベルで解析した手法についても解説いたします。

     
    医薬品の製剤設計
    分子シミュレーション
    超分解能の可視化
    脂質ナノ粒子製剤
    固体分散体製剤
    セッション 04
    11:20~11:50
    製剤研究
    錠剤中極微小粉末の結晶構造解析
    講師:山野昭人(株式会社リガク X線機器事業部 応用技術センター)
    概要:電子回折をもちいると、1マイクロメートル以下の、極微小粉末の結晶構造解析が可能となります。本講演では、市販の錠剤から取得した粉末や、粉末XRDと同一の共結晶試料の構造解析例を紹介いたします。

     
    MicroED
    セッション 05
    13:00~13:45
    招待講演
    中分子創薬に資する分析化学的アプローチ
    北里大学 加藤くみ子教授
    概要:近年、核酸搭載DDS製剤やペプチド製剤の開発が注目されている。これらの機能に重要な物理化学的特性を明らかにし、品質管理に利用できる分析法の開発が重要である。本講演では演者らが取り組んでいる分析法開発について紹介する。

     
    核酸搭載ナノ製剤
    環状ペプチド製剤
    品質管理
    AFM
    CD
    セッション 06
    13:55~14:25
    創薬研究
    溶液中の構造に基づく新創薬戦略
    講師:松本崇(株式会社リガク X線機器事業部 応用技術センター)
    概要:構造アンサンブル解析結果から考えられる蛋白質のダイナミックな構造変化を基にした新創薬戦略を提案します。中分子環状ペプチドの結晶構造とは異なると溶液中の構造について紹介いたします。

     
    MAXS
    セッション 07
    14:30~15:00
    製剤開発
    デスクトップCTによる製剤・包装材の内部観察と数値解析
    講師:生天目由紀子(株式会社リガク X線機器事業部 応用技術センター)
    概要:X線CTの2次元断層観察・3次元立体観察により、製剤やパッケージ内部の空隙、コーティング、欠陥部位などを非破壊で調べることができます。この講演では、デスクトップ型3DマイクロX線CT “CT Lab HX”による解析事例をご紹介します。

     
    CT
    セッション 08
    15:10~15:40
    製剤開発
    高機能DSCによる医薬品の熱挙動の把握
    講師:本村和子(株式会社リガク 熱分析機器事業部)
    概要:DSC(示差走査熱量計)で得られる情報は吸発熱反応温度やエネルギー値のみになります。試料観察アタッチメントによる試料画像や温度変調DSCによる新たな情報が加わることで医薬品の熱挙動をより深く知ることができます。

     
    DSC
    セッション 09
    15:45~16:15
    製造/品質管理
    原薬の結晶多形と品質管理
    講師:市川佑貴(株式会社リガク X線機器事業部 応用技術センター)
    概要:X線回折法は結晶多形の判別に極めて有効な分析手法です。本講演では、医薬品の結晶多形評価に最適な透過法と原薬の品質管理に便利な多試料チェンジャー付きX線回折システムをご紹介します。

     
    XRD
    セッション 10
    16:25~17:10
    招待講演
    携帯型ラマン分光装置を用いた医薬品類の分析
    明治薬科大学 深水啓朗教授
    概要:ラマン分光法は、日本薬局方の第17改正 第2追補(2019年6月公示)で一般試験法に収載されたように、近年の発展および普及が著しい分析手法です.本セミナーは,ラマン分析に興味がある方や初心者の方、さらに通常業務で多く分析されている方も対象に、医薬品類を対象とする際の基本的な測定原理や赤外吸収との比較について解説紹介します。また、実際の測定例として、原料の受け入れ時に用いられる確認試験法としての応用、結晶形態の探索スクリーニングに関する応用、ならびに危険ドラッグの分析に関する構造異性体の識別等について分かりやすくご紹介いたします。

     
    RAMAN
    日本薬局方一般試験法
    原料受け入れ時の確認試験
    結晶形態の探索スクリーニング
    構造異性体の識別
    セッション 11
    17:20~17:50
    製造/品質管理
    原料受入工程での“Progeny“活用シーン
    講師:赤堀由紀子(株式会社リガク EDX・携帯機器事業部)
    概要:携帯型ラマン分光計”Progeny”を使えば原料受入工程を大幅に短縮できます。操作方法は簡単で、装置を原料の入った容器に押し当てて分析をスタートさせるだけ。今回は装置の詳細や各種サポートサービスについてご紹介します。

     
    RAMAN
    セッション 12
    17:55~18:25
    製剤開発
    触媒残渣の迅速分析
    講師:日下部 寧(株式会社リガク EDX・携帯機器分析事業部)
    概要:有機合成においてパラジウム(Pd)等、遷移金属触媒によるクロスカップリング反応技術が発展し、より高機能な医薬品が開発されるようになりました。それと同時に完成品における触媒の残渣量を管理する必要があります。蛍光X線分析(XRF)は迅速かつ非破壊で残留する微量のPd等の元素分析が可能な手法です。

     
    XRF
    EDX
    セッション 13
    18:30~19:00
    製剤開発
    温湿度雰囲気下における製剤の相転移追跡
    講師:山本泰司(株式会社リガク X線機器事業部 応用技術センター)
    概要:リガク独自技術『XRD-DSC』は1台で温度・湿度に対する医薬品の熱変化と結晶構造変化の同時観測が可能なシステムです。本講演では、粉末製剤のXRD-DSC同時測定例についてご紹介します。

     
    XRD-DSC