新製品紹介

「生産管理分析から環境現場分析まで」
移動可能な高性能小型蛍光X線分析装置を開発

2005年7月26日

従来生産管理分析で利用されてきた装置をさらに小型・軽量化することで、車載可能で工場跡地の汚染検査や資源探査等のその場分析が可能な、高性能小型蛍光X線分析装置Primini(プライミニ)を開発しました。8月1日より日米同時に販売を開始します。

同装置は、小型でありながら上位機種で採用される波長分散型光学系を採用し、エネルギー分散型蛍光X線分析装置では実現できない優れた感度、分解能が現場測定でも可能としたものです。土壌分析、各種試料の組成分析、多層薄膜試料やフラットパネルディスプレイ等製造時の品質管理などに威力を発揮します。また、新開発のX線検出器により、分析ガスの消費量を1/5にし、環境負荷を軽減しています。小型機ならではの機能性・機動性を兼ね備えており、冷却水を必要とせず、AC100Vでご使用いただけます。

同装置は、8月1日(月)から8月5日(金)まで米国コロラド州で開催されるデンバーX線国際会議、および8月31日(水)から9月2日(金)まで幕張メッセで開催される2005分析展に出品展示いたします。

主な特長

  • 波長分散型の特長を生かし、優れた分解能を実現しました。アルミ合金中の微量Siピークも充分に分離し、正確な定量分析が可能です。電子部品に使用されるTiBaO3中のTiとBaを分離した定量分析も可能です。
  • エネルギー分散型蛍光X線分析装置では得られない軽元素の感度を実現しました。たとえば、セメント中のNaで検出限界200ppm、セメント原料の管理に有効です。従来機に比べて軽元素の感度を2倍にアップしており、9F〜92Uの幅広い分析が可能です。
  • 従来機に比べて設置面積が縮小し〔580(W)×750(D)×475(H)mm → 640(W)×580(D)×580(H)mm〕、さらにゴニオメータのアルミ合金化により、120kgから87kgへの軽量化に成功しました。
  • AC100V電源があれば、冷却水不要で設置も容易に行えます。
  • オプションテーブルを使用することにより、屋内を移動し任意の場所での測定が可能です。たとえば、製造現場等に装置を移動し、普段は測定しない試料のチェックができます。
  • 車載可能で、オプションのインバータや発電機を用いて、車内や屋外での測定が可能です。たとえば、工場跡地等で土壌のスクリーニング分析が可能です。
  • 分析ガス消費量を1/5にし、環境負荷を従来機に比べ軽減しました。
  • 1次X線フィルタを付加することができ(オプション)、従来機では不可能だったCd等の分析が可能となり、土壌汚染のスクリーニングに利用できます。

装置の外観

車載可能
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