新製品紹介

鉄厚67mmを10分で透過撮影できる工業用ポータブルX線装置の最上位機種「RF-3530CP」を発表

2015年7月21日

この度リガクは、10分間のX線照射で67mmの鉄厚を透過撮影できる工業用ポータブルX線装置「RF-3530CP」の販売活動を7月22日より開始することを発表します。本装置は、設定された管電圧に対するエネルギー帯が常時一定に出力される「コンスタントポテンシャルタイプ」(CP型)の第二弾で、2013年8月に発売開始した「RF-2522CP」の上位機種です。10月1日に出荷を開始し、初年度販売目標は、全世界で150台です。

ポータブルX線装置は、プラント設備やインフラ構造物、工業製品の品質管理などの分野において、現場に持ち込んで活用されています。しかし、従来のポータブルX線装置では透過性能に限界があるため、鉄厚55mmを超える対象物の測定においては、据置・大型のX線発生装置や、ガンマ線が使用されてきました。今回発表したRF-3530CPは、LNGタンクやパイプライン、車両・造船用重厚部、鋳物、コンクリート構造物など、幅広い対象物の検査において、X線の活用範囲を拡大できる透過性能を備えています。

RF-3530CPは、最大管電圧をRF-2522CPの220kVから300kVへと引き上げたことで、強力なX線透過性能を実現しました。管電流は、0.5~3mA間で調整できるため、対象物ごとに最適な測定条件を選択できます。制御器には、最新の電力制御技術および力率改善回路(PFC回路)などのデジタル制御技術を導入し、制御器の軽量化も実現。X線発生器には、高周波インバーター技術およびカスケード方式高電圧電源を採用しています。

本製品は、7月22日から24日に東京ビックサイトで開催される非破壊機器評価展に出展します。

主な特長

  • 卓越した透過能力
    鉄厚67mm/10分の透過性能を実現。従来品で10分かかる55mmの鉄厚であれば、約3分30秒で透過撮影できるなど、時間短縮も可能です。
  • 小型・軽量
    X線発生器の重量を従来品と同等に維持しながら、制御器は10.4kg(従来品は17.2kg)と大幅に軽量化しました。
  • 低電力消費
    消費電力は最大2.0kVA。4.1kVAの従来品と比較して、大幅に改善しました。
  • 連続照射
    最大30分の連続照射が可能です。
  • 多様な入力電源
    100V、200Vがどちらも利用可能です。
  •    ※「従来品」は、300kVタイプの工業用ポータブルX線装置「ラジオフレックス 300EGM2」を指します。
RF-3530CP

製品の外観
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