新製品紹介

試料観察型TG-DTAおよびDSCに最適化した新ソフトウェアを提供開始

2016年5月11日

この度リガクは、試料観察型TG-DTA(示差熱天秤)およびDSC(示差走査熱量計)に最適化した最新の分析ソフトウェアを、5月11日より提供を開始すると発表します。試料観察型TG-DTA/DSCは、リガクの熱分析装置「Thermo plus EVO2シリーズ」において、熱分析を実行しながら視覚的に試料変化を観察できるようにする製品です。今回の新ソフトウェアへの更新に伴い、より詳細な解析が可能になります。

試料観察型の熱分析装置は、試料の重量変化および吸熱・発熱変化の起こるタイミングで、試料形状の変化を、観察像もあわせて記録できる装置です。今回、ソフトウェアを試料観察型装置に最適化し、試料の物性変化と形状変化を同期して管理できるようにしました。刻々と変化する試料の形状を炉内の温度変化や試料の重量変化などと合わせて解析することができます。

本ソフトウェアは、広くお客様の声を集め、解析機能の使い勝手を重視して開発しました。要望の多かった観察像の重なり表示/整列表示機能では、2つの観察像を比較するだけでなく、特定の観察像と最短1秒刻みに取得した観察像のスライドショーを比較することも可能。試料間における熱分析の情報以外に形状変化の比較観察もできるようになりました。また、試料の大きさや色の変化を数値情報として示す測長機能およびRGB表示機能も提供します。

融解や発泡の際などに試料容器内で試料が動いたり崩れたりした場合、その振動などで重量変化や示差熱変化が発生したと装置が誤検知してしまうケースも見られます。こうした場合にも、試料観察型熱分析装置と本ソフトウェアがあれば、異常な変化が表れたタイミングとその前後の観察像を確認することで、そこで観測された数値が振動ノイズであるかどうかを判断できます。

同時接続できる熱分析装置は最大2台(インストールするPCのスペックに依存します)。1つのソフトウェアで管理・測定・解析することが可能です。

※提供方法について:
   同日以降出荷の熱分析装置「Thermo plus EVO2シリーズ」に含まれます。

主な特長

  • 測定中試料の温度変化の観察像表示
    測定中の試料状態をリアルタムに観察することができます。
  • 測定データと観察像の同期
    測定データと観察像は、同期して保存します。
  • 観察像のスナップショット表示
    キャプチャーした画像をスナップショット表示できます。画像は測定値と関連づけて表示します。
  • スライドショー
    最短撮影間隔1秒でキャプチャーした画像をスライドショーで連続的に表示できます。画像は測定値と関連づけて表示します。
  • 観察像の整列/重なり比較
    2つの測定を比較するために、観察像を並べて確認することが可能です。画像は重ねて表示することも可能。2つの観察像間の差異を、わかりやすく比較できます。
  • サンプルチェンジャー搭載機に対応
    Thermo plus EVO2シリーズの連続測定オプションとして広く利用されているサンプルチェンジャーを利用した測定にも対応します。
  • 微妙な変化の差を識別比較、測長
    試料画像の選択した範囲の長さを測り、画面上に表示することができます。観察像の色情報をRGB値で表示することも可能です。
  • デジタルズーム
    観察像を拡大し、変化した部分をピンポイントで観察することができます。
試料観察TG-DTAソフト

比較観察時の並列表示例
ここに掲載されている内容はすべて発表日現在の情報です。ご覧いただいている
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