新着情報

「鉱物資源分析から環境分析まで、高感度分析を実現」
卓上型蛍光X線分析装置を開発

2007年8月3日

新型高出力X線管を搭載し従来比4倍以上の高感度化を実現した波長分散小型蛍光X線分析装置Supermini(スーパーミニ)を開発。8月29日より販売を開始します。

現在、波長分散型蛍光X線分析装置は、生産管理分析に多く利用されていますが、近年の新興国の発展によるメタル資源および窯業原料の需要増大に伴い、生産現場のみならず鉱物資源現場における鉱石の品位分析に対する要求も高まっており、また環境現場分析についても、WEEE/RoHS/ELV指令や産業廃棄物など、より複雑な組成の環境関連材料の分析が求められています。

今回、銅鉱石やニッケル鉱石などの鉱石試料分析や、環境分析における重元素および軽元素分析をさらに高感度・高精度分析するため、波長分散小型蛍光X線分析装置Superminiを開発しました。
Superminiは、冷却効率を上げた新型X線管を搭載することにより、小型空冷で従来比4倍(当社小型蛍光X線分析装置との比較)の200Wという高出力を実現しました。これにより、波長分散型蛍光X線分析の特長である軽元素の高感度分析をさらに活かし、従来に比べ4倍の高感度化を実現しました。従来の小型機に比べ4分の1の大幅な測定時間の短縮も可能です。

鉱石試料分析では、小型機であるため選鉱現場に設置して鉱石の品位分析を行うことにより、選鉱工程の効率アップが図れます。
窯業原料のNa2O分析では、0.2mass%の試料において0.01mass%以下の要求精度をクリアしています。Na2Oは、アルカリ骨材反応を防ぐために、K2OとともにJISやASTMでその分析精度が規定される重要な成分です。 環境関連材料の分析では、自動1次X線フィルタ交換機構によりCdの分析精度が6倍向上しました。鉛フリーハンダ中のPbの分析では、波長分散型装置の高分解能の特長を活かして、主成分のBiの妨害を受けない分析が可能です。
さらに、従来小型機では困難であった表面処理膜のF分析も可能になり、幅広い用途が期待されます。
また、12試料交換機を標準装備しており、連続分析が可能です。測定時間短縮と合わせて、分析の効率化、省力化を実現しています。
同装置は、8月29日(水)から8月31日(金)まで幕張メッセで開催される2007分析展に出品展示いたします。

主な特長


    ●4~6倍(当社従来機比)の感度向上により用途が拡大
  • 窯業原料のNa2Oの定量分析から表面処理膜のF分析まで対応
  • 重元素の感度が向上
  • 測定時間を大幅に短縮
    ●有害重元素分析が可能(WEEE/RoHS/ELV指令に対応)
  • 1次フィルタ交換機構により、Cdの分析精度が向上
  • 鉛フリーハンダのPb分析に威力を発揮
    ●生産現場の品質管理に最適
  • 冷却水が不要
  • 12試料自動交換機を標準搭載し分析作業を効率化
  • 幅633mm×奥行573mm×高さ607mm、質量98kgの卓上設置仕様

装置の外観
ここに掲載されている内容はすべて発表日現在の情報です。ご覧いただいている
時点で、予告なく変更されていることがありますので、あらかじめご了承ください。