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耐火物技術協会の協会賞、若林論文賞を受賞

- X線回折法のRietveld解析法による耐火物中の結晶相及び非晶質相の定量分析 -

2015年 5月28日

当社X線機器事業部 大渕敦司ほかの論文「X線回折法のRietveld解析法による耐火物中の結晶相及び非晶質相の定量分析」が、耐火物技術協会協会賞の若林論文賞を受賞しました。(2015年1月20日)

この論文の内容は、国際共同実験に参加し、Rietveld法により耐火物試料中の結晶相及び非晶質相の定量分析を行ったものです。

耐火物の組成分析では、各々の材質に見合った分析方法が必要となり、滴定法、誘導結合プラズマ発光分析法、蛍光X線分析法などが主流です。しかし、昨今の高機能性材料の開発に伴い、同一元素を含む結晶相が多数含まれる試料が多くなり、化学量論からの見積りが困難になってきました。そこで結晶相分析が可能であるX線回折法にRiteveld法を組み合わせ、耐火物試料中の含有成分の定量分析を行いました。

Rietveld法により国際共同実験用試料中の結晶相・非晶質相の定量分析を行いました。Corundum(α-Al2O3)を内標準物質として用いることで、非晶成分を含めた定量分析が可能であり、非晶質相を含めた各結晶相の定量値は、理論値と良好に一致しました。これより、耐火物試料中の結晶相及び非晶質相の定量分析法として、X線回折法とRietveld法を組み合わせた方法が有効であると実証されました。

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