最新ラボ装置で可能となったSub-three結晶構造解析

近年クライオ電子顕微鏡を利用した有機化合物の極微小結晶の電子線回折(ED)が脚光を浴びています。EDは主に多重反射の影響があるため、1 µmを超える結晶の測定・解析には適していませんが、数100nmの微小結晶が測定できるという利点を持っています。しかしながら一部の論文や科学記事では、比較の対象である単結晶X線構造解析の現状について、論文投稿に必要な質の構造解析を行うためには、数100 µmの結晶を必要とするとの記述が散見されます。この記述の真偽を検証するため、最新のラボ装置XtaLAB Synergyを用いて、市販薬のカプセル中の微細粉末結晶の構造解析を実施しました。

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論文の全文は、シュプリンガー・ネイチャーの“SharedIt”により、無料で読むことができます。   https://rdcu.be/b87w6

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結晶サイズレンジ

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高速自動構造解析ツール“What is this?”(WIT)

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Sub-three結晶のWITによる自動構造解析

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Sub-three結晶の構造解析

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各構造解析手法の比較

推奨装置(測定装置)

XtaLAB SynergyCustom

HyPix-Arc 150°

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