触媒反応条件での銀クラスター・POM複合触媒の構造を決定

金属・金属酸化物のクラスターは、その高い比表面積や特異な反応性から、近年触媒としての利用に注目が集まっています。金属クラスターの性質や反応性は、その分子構造や電子状態により大きく変化します。単結晶X線構造解析は金属クラスターの構造決定に最も有効な手法です。弊社装置を用いた単結晶X線構造解析により、銀クラスターとポリオキソメタレート(POM)の複合体触媒の構造変換を追跡し、反応機構の推定に寄与しました。
本成果は東京大学・山口研究室との共同研究です(K. Yonesato, et al., Nat. Chem. 2023, 15, 930.)。論文の全文は下記URLよりご覧いただけます。
https://rdcu.be/dd4Nf

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金属クラスター・POM複合化触媒

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複合体触媒の構造決定

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触媒反応条件での構造変換

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