硬組織の撮影事例
骨や歯などの硬組織の画像診断には高解像度のマイクロCTが有効です。特に、ウサギやモルモットなどの小型動物では、従来のCTでは描写困難である歯列の形態観察に極めて有効です。
ウサギ臼歯 不正咬合
3D画像(切歯~前臼歯) |
3D画像(前臼歯~後臼歯) |
2D画像(3軸断層面)
3D画像(正面から咬合確認)
3D画像(正面から咬合確認)
軟部組織の撮影事例
肺野の画像診断ではCT撮影が汎用されており、肺炎、腫瘍の肺転移病変、胸腔内腫瘤の発見など、非常に効果的です。動物の呼吸状態によって対応が異なりますが、体動による画像のブレを抑えるために、撮影中のみ呼吸を止める方法が推奨されます。腹部CT撮影については、造影剤の投与により、腹腔内腫瘤や腎尿路系の病変診断に活用されています。
小型犬胸部(正常個体)
フェレット腹部(副腎腫瘍)
(異物誤飲の診断事例)
飼育動物でしばしば遭遇する疾患として、異物の誤食があります。従来のバリウム造影レントゲン撮影では、経時的な撮影を実施していたため、時間と手間がかかっていました。異物の種類にもよりますが、通常の3DCT画像に加えて、透視画像やラインプロファイル(線上CT値分布表記)より、異物の有無を判定できる事例も報告されています。
異物①「くるみ」
CT画像(2Dと3D) |
くるみ透視画像 |
異物②「子供用玩具」
CT画像(2Dと3D) |
ラインプロファイル |
エキゾチックペットから中・小動物~小型犬(15kg)まで!
次世代マイクロCTによる広視野・高解像度・高速CTイメージング (製品紹介動画)
※ 本動画では、一部本装置名を「R_mCT AX」という旧名称で紹介しております。ご了承ください。
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次世代マイクロCTによる広視野・高解像度・高速CTイメージング (実験動物用 CosmoScan GXでのWebinar:録画)
~骨から軟組織まで!より綺麗に、詳細に!~ |
動画(17:40) 640X360px で、ご紹介します。(アプリケーションの画質等は動画圧縮の為、実際とは異なります。)